維新・吉村氏 岸和田市長不信任案の意思確認 市議選擁立候補に

2025/01/21 18:17 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 大阪維新の会の吉村洋文代表(府知事)は21日、議会解散に伴う岸和田市議選(26日告示、2月2日投開票)に党公認で擁立する立候補予定者に対し、改選後の市議会で永野耕平市長への不信任決議案に賛成する意思確認をしたことを明らかにした。市長の性的関係などを巡って出された昨年12月の不信任決議案には維新会派4人のうち3人が反対していた。

 府庁で記者団の質問に答えた。同市議選を巡っては維新前職4人のうち1人が公認申請を出しておらず、党は3人の公認候補を擁立する方針。3人のうち議会解散の引き金となった不信任決議案には2人が反対しており、地元の支持者からは「市長を擁護している」などと懐疑的な声も出ていた。

 関係者によると、今回の党公認を巡っては、永野市長から選挙戦で支援を受けないことや、再度、不信任決議案が提出された場合、賛成するとした念書を立候補予定者と交わしたという。吉村代表はこの日、出直し市長選となった場合の対抗候補擁立についても、「市議選の結果を受けて地元の議員、支部と協議して判断したい」と述べるにとどめた。【東久保逸夫】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース