八代亜紀さん「舟唄」、新幹線の発車メロディーに 熊本・新八代駅

2025/07/23 16:12 

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 JR九州は23日、九州新幹線「新八代駅」(熊本県八代市)で、新幹線の発車メロディーに八代市出身の名誉市民、八代亜紀さん(享年73)の代表曲「舟唄」を採用すると発表した。8月29日からホームで流れる。

 八代市は2024年度から、23年12月に亡くなった八代さんの功績を後世に残そうと「メモリアル事業」を始め、一環として発車メロディーの変更をJR九州に打診。JR九州が応じ、舟唄をオルゴール調に編曲したメロディーが、新幹線の扉が閉まる前の約20秒間流されることになった。駅構内には八代さんの衣装や、八代さんが描いた絵画の複製なども展示する。

 メモリアル事業の事業費は、クラウドファンディング型のふるさと納税や寄付でまかなう予定で、25年1月までに1億円が集まった。このうち、ふるさと納税の返礼品経費を除いた4300万円を活用する。

 八代市の担当者は「事業を通じて八代さんの人柄の良さを改めて感じた。八代さんを思い起こす場にしてほしい」と話した。【志村一也】

毎日新聞

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